当サイトは開設当初は本当に誰も来なくて閑古鳥が鳴いていましたが、おかげさまで徐々にアクセスが増え、右肩上がりでした。しかし、先々月→先月で39%激減はまあ良いのですが、先月→現在で更に32%激減。さすがに動揺。
「ただ単にアクセスが減った」のなら良いのですが、色々と調べた結果「スパム被リンクも原因かも」と思い対策しておくことにしました。
バックリンクを否認する – Search Console ヘルプ
有料リンクやその他のリンク プログラムが品質に関するガイドラインに違反していることが原因で、自分のサイトへの不自然なリンクに対して手動による対策が適用された場合、または手動による対策が適用されそうだと思われる場合は、他のサイトからの不自然なリンクを削除してください。リンクを削除できない場合は、自分のウェブサイトへのリンクを否認する必要があります。
質の高い被リンクとは?
まとめサイトでも「画像パクリではなく記事の紹介」なら効果があります。
- 普通のブロガーに引用される
- ニュースサイト、Q&Aサイト、キュレーションサイト内で紹介される
被リンクを調べる
「Google Search Console→リンク→上位のリンク元サイト→詳細」を開いて、当サイトをリンクしているサイトを1つづつ開いて徹底的に調べました。
同時に、そのドメインからの訪問数を確認します。
Googleアナリティクス→集客→すべてのトラフィック→参照サイト→検索窓から検索
たとえば、このドメインからのアクセスはありませんでした。

リンクを貼っているのに誰も来ない
ツイートを寄せ集めているようなtwipu.com
のようなサイトや、文字しかないような明らかに変なサイトは意味がありませんので、Search Consoleで「リンクの否認」を行うことにしました。
否認リンクのリストを作成
否認したいドメインは全部で40個。我ながら放置しすぎ…

実際には1行づつ記載します
判断が難しい場合
否認するリンクの判定基準は品質に関するガイドライン – Search Console ヘルプを参考にします。
コンテンツを自動で集めたり、文字列のみ、アフィリエイトバナーのみ、明らかにいかがわしい等のサイトや、自分にとって必要のないサイトは否認しても良いかと。判断が難しい場合は「サーチコンソール→上位のリンク元サイト→ドメインをクリック→ターゲットページでURLクリック→実際にリンクされているページ」を開くと良く分かります。
上記のURLをクリックしたら、下記のサイトに飛ばされました。完全にスパムです。
こういった文字列とアフィリだけのサイトもリンク否認した方が良いと個人的には思います(なぜかアドセンス貼ってあったけど基準不明)
「domain:」を付ける
テキストファイルに、否認するURLまたはドメインを1行づつ指定します。ドメイン自体を否認する場合は冒頭に「domain:」を付けるのですが、手入力では大変なのでExcelで処理しました。
A列にドメインをコピペしたら、B列に ="domain:"&A1
と入力します。
B1のセルの右下にカーソルを合わせ、下にドラッグ。
テキストにB列をコピペし、文字コードはUTF-8 または 7-bit ASCIIで保存します。
リンクの否認(バックリンク否認)
サイトを選択し、「リンクの否認」ボタンをクリックします。
この時、プルダウンが表示されない場合は、「URLプレフィックス」で登録してみてください。
読者の方に教えていただいたのですが(ありがとうございます)、「サーチコンソールにサイトを登録する際、「ドメインプロパティ」と「URLプレフィックス」の2種類があり、前者で登録した場合、リンク否認ツールのプルダウンにURLが表示されない仕様」とのことです。
このように書かれてありますので、今一度、否認するリンクを確認すると良いかと。
これは高度な機能なので、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。ご自分のサイトに対して、スパム行為のあるリンク、人為的リンク、品質が低いリンクが数多くあり、それが問題を引き起こしていると確信した場合にのみ、サイトへのリンクを否認することをおすすめします。
作成したテキストファイルをアップロードして完了。確認メールも届きます。尚、前回アップロードしたファイルは上書きされます。
ついでにカテゴリページをnoindexに
これは内部リンクに該当します。本当は1記事につき1カテゴリが望ましいのですが、当サイトは1記事につき複数のカテゴリをつけていて(もうどうにもならない)「もしかしたら重複コンテンツに該当しているのかも?」と思いました。

headタグ内(header.php)に記載します。
<?php if(is_category()) { ?> <meta name="robots" content="noindex,follow"> <?php } ?>
後書き
サイトが否認されるまで数週間かかります。また、リンクの否認が行われた後は、nofollow属性が付いたリンクのようになるだけですので、コンソールで確認すれば分かるものではないようです。
気長に待ってみて、気が向いたら「OPEN SITE EXPLORER」などの被リンク調査ツールを使ってみようかと思います。
リンクを無効化する「リンクの否認」ツールをGoogleが公開、よくありそうな13個の疑問に答えてみる from #PubCon Las Vegas 2012 | 海外SEO情報ブログ
また、リンクの否認はそう頻繁にやらなくても良いそうです。
以前のSEO業者が付けたような、自分が関与しない怪しいリンクがあるならリンクの否認ツールを使ってかまわない。
とはいえ、リンクを毎週毎週チェックして、気に入らないリンクが5本増えたから否認するといったことまではしなくていい。Google 側で処理する。否認ツールを頻繁に使ったからといってサイトの評価に影響することはない。良いリンクと悪いリンクの両方が多くのサイトには普通は張られているもの。
Googleのジョン・ミューラーにSEOに関する疑問を何でも質問してみた #BrightonSEO | 海外SEO情報ブログ