WordPress 5.5で、サイトはスピード、SEO、セキュリティの3つの主要分野で新たな力を発揮します。
WordPress 5.5 Field Guideによると「WordPress 5.5 is shaping up to be “the best version of WordPress ever“!(WordPress 5.5は、「これまでで最高のWordPressのバージョン」になりつつあります)」とのこと。
「As a user, you’ll see automatic updates for plugins and themes, a block directory, XML sitemaps, lazy-loading images, and the latest and greatest featured in the block editor. As a developer, you’ll see 157 enhancements and feature requests, 307 bug fixes, and more!(ユーザーは、プラグインとテーマの自動更新、ブロックディレクトリ、XMLサイトマップ、遅延読み込み画像、ブロックエディターの最新かつ最大の機能を見ることができます。開発者として、157の拡張機能と機能のリクエスト、307のバグ修正などが表示されます)」
スピード
画像の遅延読み込み(Lazy-Loading)に対応していますので、対応しているプラグインなどは不具合を起こす場合があるかも。外した方が良さそう。
自動的に「wp_lazy_loading」が付くようになったので、AMP対応のサイトの場合は、子テーマの functions.php にこのように記述しないともれなくエラーになります。
// loading="lazy"削除 add_filter( 'wp_lazy_loading_enabled', '__return_false' );
SEO
デフォルトで XML サイトマップが含まれ、コアサイトマップ「example.com/wp-sitemap.xml」が作られます。通常の「sitemap.xml」とは別物となりますのでプラグイン「Google XML Sitemaps」は不要になるようです。「wp-sitemap.xml」を使う場合はサイトマップのアドレスが変わりますので、Google Search Console→サイトマップから変更する必要があります。逆に「wp-sitemap.xml」が不要の場合はfunction.phpにコードを記載するか「sitemap.xml」にリダイレクトすると良いそうです。
参照◆WordPress 5.5に実装されたネイティブ サイトマップ機能を無効化する方法 | 海外SEO情報ブログ
セキュリティ
プラグインとテーマの自動更新が可能。個人的には「自動更新を有効化」は止めておいた方が良いと思います。最も危険なのはWordPressの更新時。
ブロックエディター
- 新しいブロックパターン
- インライン画像編集
- 新しいブロックディレクトリ

再度使ってみましたがブロックエディタはやはり苦手。とてもやりにくい
アクセシビリティ
メディア画面とモーダルダイアログのリンクをボタンでコピーできるようになりました。
開発者の方に対する変更点
不具合
表示が崩れる
jquery-migrateが廃止されたことにより表示が崩れる現象があります。この場合はプラグイン「Enable jQuery Migrate Helper」をインストールして様子を見ると良いです。
Uncaught Error: Call to undefined functionエラー
今回のWordPressの更新とは関係あるか分かりませんが「AdSense Invalid Click Protector」を無効にしたら「サイトに重大なエラーがありました」となりレイアウトが崩れました。ここでは詳細は省きますが「AdSense Invalid Click Protector」はサイトが重くなるのでプラグイン停止にしようかと思っています。